黒字化のための4つの改善策

経営悪化に悩まされる企業は、抜本的な改善策を打ち出さなければ倒産します。これまでに発案した改善策は、現実的な増収がイメージできる方法だったでしょうか?
徹底した清掃や元気の良い挨拶では、決して経営は改善しません。今回は経営を黒字化する分析方法と改善策をご紹介致します。

目次

1.現状分析から改善策を考える

経営を黒字化する4つの改善策を紹介

マイナスに傾いた経営を立て直すためには、市場の情報から1つずつ的確に情報を集める必要があります。このとき分析が的外れであれば、どれほど時間をかけても経営改善は実現しません。

いち早く経営を改善するために有効な方法は4つあります。そのうち2つは商品の改善、あとの2つは足かせとなる要素の排除です。

① 売上増加に向けた改善策

既存事業の売上増加は、経営改善において初めに検討するべき方法です。すでに経営が難航しているため、キャッシュに負荷をかけない事業展開を目指すことになります。
具体的には、商品を提供するターゲットの再分析と販売方法の見直し。既存のアプローチが最善であるか、1から戦略を練り直すことから始めます。

低リスクであることが前提ですが、リスクを恐れて現状から変化がないようでは効果がありません。製品や市場といった視点から現状の自社製品の強みを考え、堅実に売上を伸ばすことが目的です。

② 徹底した利益率の追求

既存の方法で販売を続けても改善は見込めないため、商品に対して付加価値を与えるような工夫も有効です。この場合には、ターゲットの潜在ニーズをくみ取った戦略的な展開が求められます。高度な分析力が必要ですが、アイデア次第で大きな改善が見込める方法です。

また、利益拡大の方法は売上増加だけではありません。仕入原価を徹底して無駄を減らせば、商品1つあたりの売上総利益率が向上します。取引相手との交渉や新規取引先の開拓は簡単ではありませんが、もっとも低コストで実践できる改善策の1つです。

③既存事業の不要部分を切り捨てる

将来性が期待できる事業は、できる限り残しておきたいというのが経営者心理。しかし、短期で経営が持ち直す見込みがなければ、利益率の低い事業は足かせになります。

改善の障害になる要素は、長く放置すれば致命的なダメージの原因になりかねません。場合によっては、利益率が低い事業はいち早く切り捨て、リソースの再分配による売上の底上げを視野にいれましょう。

④ 広告宣伝費の削減

広告宣伝費や間接部門にかかる費用の削減は、営業利益を改善する方法の1つ。マス広告を始めとした従来通りの広告手段を使っている場合は、ソーシャル時代に合わせた広告に切り替えれば大きな削減が期待できます。

ターゲットに訴求できていない広告は利益に繋がらないため、投資額に見合う効果がないケースも多々あります。長期間続けている広告手段こそ定期的に見直し、資金や人員を最適なポジションへ導く意識が大切です。

元々、広告費や販促費に割合を割いていない企業は、削減しようとしてもあまり効果が見込めません。その場合は、現状の広告予算を性質の異なる媒体に充てるなど費用対効果の向上を目指して、これまでにない試みで改善をはかる工夫が重要です。

2.優れた改善策に共通するポイント

経営を黒字化する4つの改善策を紹介

ポイントを押さえられていない改善策は、経営面の深刻な問題を何一つ解決しません。綿密な分析は労力と時間がかかる作業ですが、優れた改善策ほど細かくデータが計算されているものです。

優れた改善策を打ち出すために重要なポイントは2つ。具体性と改善効果の設定です。

① 改善策に具体性がある

経営を改善する優れた方法は、問題に対する真摯なアプローチによって導き出されるものです。不十分な情報による曖昧な数字は、経営を黒字化する改善策としては役に立ちません。すべての社員が実現可能だと思えるほどの、綿密な分析に基づいた具体策でなければなりません。

すべての社員が実現可能だと思えるほど現実的でなければ、社内一丸となって経営改善に向かうことは難しいです。いつ誰がどこで何をするのか、が文書化されて初めて、既存事業を再効率化できる改善策と言えます。

② 改善効果が低く見積る

どれほど分析を重ねた改善策であっても、想定通りのパフォーマンスを実現できるとは限りません。期待されていた改善策が想定を下回れば、社内モチベーションの低下が予想されます

こういった悪循環はできる限り避けたいので、改善策から想定される数値は必ず達成できるものが理想的です。高い目標を掲げることも重要ですが、まずは地に足をつけて、社員を失望させない控えめな設定が良いでしょう。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか?
経営悪化に悩まされる企業の多くは、あらゆるデータをもとにした具体性のある改善策が必要です。データの収集には多角的なアプローチが必要であり、労力と時間を考えれば決して簡単な作業ではありません。
しかし、問題を再分析したうえで徹底的に結果を追求すれば、低コストかつ低リスクで経営を立て直す見込みが生まれます。現状では経営に問題がない企業も、これら事前に取り込めれば理想的です。